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僕に対して無礼な態度
あのさ、君の行動には正当な理由があるつもりなのかな?
僕に対して無礼な態度を取っておいて、それを正当化しようとする。
そういう考え方自体が僕への権利の侵害だということが、どうして分からないわけ?
常識って言葉を知らないの?
争いとかさ、嫌なんだよね、僕としては。
争いとかさ、嫌なんだよね、僕としては。
僕はこう、平々凡々とただただひたすら穏やかで安寧とした日々を享受できればそれで十分、
それ以上は望まない。
平穏無事で変わらない時間と自分、それが最善。
僕の手はちっぽけで力もない。
僕には僕という個人、そんなしざいを守るのが精一杯のか弱い存在なんだから
僕の権利を侵害する
それを聞いててその態度だっていうんなら、それはもう、僕の意見を無視するってことだ。
僕の権利を侵害するってことだ。
僕の僕に許されたちっぽけな僕という自我を、私財を、僕から奪おうってことだ。
君さあ、礼儀ってものがわかってないんじゃないの?
君さあ、礼儀ってものがわかってないんじゃないの?
僕はさ、最初に名乗ったと思うんだよね。
どうして名乗ったかっていうと、それが人間関係を始める上で一番大事なことだから。
どんな関係であっても、まずは自分と互いを知ることから始めなきゃならないわけじゃない?~
で、僕はこれでも気遣いができる方だから、なるべく誰とでも友好的に接したいと常々思っているんだよ。
それに相手が照れ屋の可能性だってあるわけじゃない?~
仲良くしたいと思っていても、なかなか自分からは名前を名乗ることだって躊躇ってしまうみたいなね。
そういう人に配慮する意味もあって、僕はできるだけ自分から名乗って、相手を安心させる土壌を作ってあげたいと思って行動してるわけ。
もちろん、恩着せがましいそんなことを最初から誰にでもずけずけと明かすわけじゃないさ。
でも、そういった意味合いがあって最初に名乗っているんだってことを、
ある程度の年齢になるまで過ごしてきたなら察してほしいんだよね。
っていうか察せるでしょ!
僕とお前じゃ立ってる次元が違う。
僕とお前じゃ立ってる次元が違う。
未完結を言い訳にみっともなく足掻き続けるお前たちと、完結した個である僕とじゃお話にならない
夫の財産の管理は妻の義務だ。
夫の財産の管理は妻の義務だ。
でもほら、僕は無欲な人間だからね。
本来、君たちみたいな奴らが雑多に持ち合わせているような無駄な財産を所有してない。
だから、妻たちに持たせるのは僕の存在そのもの……美しい、
夫婦愛そのものじゃあないか
生きている人間は生きている間の幸せを追求しなきゃならない。
いずれ必ず終わりが訪れるとわかっているからこそ、
生きている人間は生きている間の幸せを追求しなきゃならない。
だから僕は、自分の幸せのハードルが低くて済むことにとても充足感を覚えているんだよ。
これでもしも僕が『強欲』だったら、ありとあらゆるものを欲しがって、
手に入れない限り満たされない欲深だったとしたら、生きている間に幸せになることなんてできなかったかもしれない。
でも、幸いにも僕はささやかな幸せで満たされる感性に恵まれて生まれた
それは、許せないなぁ
さっきから思うんだけど……
もしかして君、僕に何か文句とかあるの?
あるんだとしたら、それはちょっと心外だなぁ。
僕はこれだけ君に配慮して譲歩して、できるだけの心遣いをしているはずなのに、その思いやりがわかってないってことでしょ?
それってさぁ、人としてどうなのって話だよね。
ほんのわずかでも、他人を思いやれるだけの気持ちがあれば、相手の立場に立って考える頭があれば、そんなことはないと僕は思うんだよ。
そのささやかな気遣いができないってことは、その価値を相手に見てないってことだ。
それは相手を軽んじてるってことだ。
それはつまり、僕という一個人を軽視する行いだ。
それは、許せないなぁ
君って、自分の意にそぐわない相手の意見は頭っから否定してかかる類の人間なのかな?
アレかなぁ?
君って、自分の意にそぐわない相手の意見は頭っから否定してかかる類の人間なのかな?
だとしたら、見識も器も小さくて狭いとしか言いようがないよね。
他人の言葉に素直に耳を傾けられない人って、いずれは他者を軽んじたことが理由で足下を掬われると思うんだけど、どう思う?
Description
リゼロ
レグルス・コルニアス
Re:ゼロから始める異世界生活
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